空手道拳道会第25回全国選手権大会

 

 11月12日(土)、東京武道館にて「空手道拳道会第25回全国選手権大会」が開催されました。

 一般男子の部では、少年部の頃より稽古を積んできた成瑛基選手(大学)が組手部門にて初優勝、同型の部では山田寿英選手(八幡東道場)が初優勝を飾りました。

 

△大会記念式典

 

 午前10時、関登実行委員長の開会宣言にて大会の幕がひらいて、午前中には型予選競技、組手1,2回戦競技を行ないました。

 午後1時に大会役員と来賓の先生方を迎えて大会式典が行いました。

 来賓としてご参列いただいた公明党議長太田昭宏先生、(財)梨本宮財団代表理事梨本隆夫先生をはじめとした皆様、大会特別顧問金澤昭雄先生、三木昌樹先生、菅沼光弘先生をはじめとした大会役員の皆様に深甚たる謝意を表します。

 大会式典では石山圭大会会長の挨拶と太田先生より来賓祝辞がありました。

 東京都議会議員中山信行先生の祝電も紹介に続き、前年度優勝者のカップ返還と、「賢h選手の選手宣誓がありました。

 

△記念演武

 

 25回目をむかえた全国大会を記念して、大会式典後に演武が行なわれました。

 演武に出演したのは6名の師範と、10名の少年少女拳士たちです。

 一つ目の演武は、去る11月3日に行なわれた「第23回関東少年部道場対抗試合」団体型の部で優勝した選手たちの演武です。

 松戸支部と横浜支部の少年少女たちが息の合った型を披露して大きな喝采を受けました。

 演武二つ目に、神戸支部・吉富大成師範と大阪地区担当・小川政徳師範の試割りの演武です。

 吉富師範は束ねた4本のバットを下段蹴りで折ってみせ、小川師範は吊るした2枚のブロックを跳び後ろ蹴りで割ってのけました。

 演武三つ目は型演武です。

 黒崎汐師範が「青龍」の型を行ないました。

 四つ目の演武は、月山英重師範と夏川英鎬師範のブロック割りの演武です。

 月山師範は、頭突き、回し蹴り、正拳でブロックの三方割りを決め、夏川師範は重ねた3枚のブロックを鉄槌で割りました。

 記念演武最後は、千葉支部鳩山一男師範の対人と試割りの演武です。相手を務めるのは千葉支部村田隆指導員。鳩山師範は対人の合間に2方に置かれた瓦を割り、最後は頭突きで瓦15枚を割ってのけました。

 

△一般男子の部

 

● 型競技

 午前中に行なわれた型予選競技で決勝に進んだのは、山田寿英選手、韓仲健選手、李昌史選手です。

 山田、韓の両選手は「白虎」を表演して、李選手は「青龍」を披露した。決勝では予選以上の動きを見せた山田選手が前回優勝の李選手と21回大会優勝の韓選手を退けて型部門にて初優勝を収めました。

 

● 組手競技

 前回優勝、今夏に行なわれた関東選手権大会でも優勝を収めた「賢h選手が特に注目を集めました。

 緒戦は鮮やかに一本勝ちを収めて、準々決勝にて19回大会優勝の山田選手との対戦を迎えました。

 序盤は山田選手に先行を許したものの、気迫溢れる戦いぶりで元王者を退け準決勝に進みました。

 準決勝第一試合では「賢h選手対康成志選手、昨年決勝戦と同じ組み合わせです。

 体格に勝る「選手の左の蹴りと右の突きが冴えて、リードを広げました。途中で負傷中断がありましたが、「は下段蹴りで体勢を崩してから上段突きを決める。同じ形で上段突きを出しても一瞬早く体格に勝る「ご終始有利に試合を進めて、有効を8つ重ねて一本勝ちで二年連続決勝へ進出しました。

 もう一方のブロックで注目を集めたのは成瑛基選手です。緒戦は内野翔太選手を苦しみながらも退けたことで調子を上げたか、準々決勝では多彩な足技を駆使して馬弘樹選手を退けました。

 準決勝第二試合は成瑛基選手対李昌史選手です。

 ともに落ち着いた試合を展開しながらも、随所に鋭い蹴り技をからの攻撃を見せた成選手が李選手を退けて初の決勝進出となりました。

 3位決定戦は、康成志選手対李昌史選手の対戦です。

 激しい上段を突きが交差する展開の中でも、一瞬の隙を突くタイミングがまさる康選手が李選手を退けて3位入賞、李選手は4位となりました。

 決勝戦は2連覇を狙う「賢h選手対成瑛基選手です。

 長身の両者の対戦は迫力がありました。ともに稽古を積んできているだけあって、簡単には仕掛けて行きません、その中でも巧みな動きで上段突きを決め3つ先取しました。

 リードを広げた成が中盤守りに入ると、「の猛攻を呼び一気に詰め寄られます。

 終盤は互いに前に出て攻撃を仕掛けあいました。その中でも随所に正確な上段突きを決めた成が競り勝ち嬉しい初優勝を収めました。成選手は少年部の頃より拳道会に入門して今年で15年、ついに一般男子組手の部で優勝を手にしました。

 

△一般女子の部

 

● 型競技

 型予選の結果午後の決勝に進んだのは、北川原友香選手、角田昭葉選手、金明花選手です。

 北川原、金の両選手が「玄武」を表演して、角田選手が「白虎」の型を打ちました。

 僅差ではあったが、北川原選手が切れのある型を見せ、23回大会優勝の角田と前回3位の金を抑え、型部門で初優勝を飾りました。

 

● 組手競技

 3位決定戦は南條美香選手と金明花選手の対戦です。

 教え子達の大きな声援を受ける南条選手が、金選手の出足を捉えてからの鋭い上段突きなどを連取して一本勝ちを収めました。

 決勝戦は、昨年優勝の康永選手と北川原友花選手の対戦となりました。

 ともに大きな気合を出して気迫溢れる試合をみせてくれました。

 蹴りを多用してどんどん前に出る康選手に対し、北川原選手は落ち着いて中段突きを合わせてリードを奪いました。北川原選手が前に出れば、康選手が上段突きを合わせて追いすがる。

 出鼻をより多く捉えた北川原選手が、昨年の雪辱を果たして2年ぶりの優勝、型組手W優勝を収めました。

 

△ マスターズの部

 

● 型競技

 午前中に行なわれた型予選競技を勝ち抜いて決勝に進んだのは、土井内弘選手、田中克俊選手、南條美香選手の3名です。

 土井内、南條の両選手は「玄武」の型を披露して、田中選手が「青龍」を演じました。

 決勝の結果は、優勝土井内選手、準優勝南條選手、第三位田中選手となりました。

 

● 組手競技

 3位決定戦は土井内弘選手と深尾慎二選手の間で争われました。

 参加選手中最年長の深尾選手が、優勝経験もある土井内選手に果敢に攻撃を仕掛け下突きで技有を奪うなどの健闘を見せました。しかし蹴りからの上段突きなど鋭い技に勝る土井内選手が勝利を収め3位入賞です。

 決勝に進んだのは、23回大会優勝の田中克俊選手と全国大会初参加の安田裕選手。

 関東大会にもマスターズに出場した安田選手。全国大会までに技術的に大きな進歩があったもようで、鋭い上段突きを武器に田中選手を退けて初優勝を収めました。