第3回西日本道場対抗試合

 

 秋が深まる10月24日、曇り空のなか神戸市立中央体育館にて、第3回西日本道場対抗試合が行われた。

 神戸で初めて開催する少年部の大会という事もあり、整理員・選手共々戸惑う場面も見られたが、続々と各地域の代表選手たちが会場内に集結した。

 試合会場受付には募金箱を設置され、中国泉州支部道場宛の義援金を募った。

 開会式では関登師範が挨拶をいただき、京都支部合同チーム滋賀クラブの李瑛基選手が選手宣誓を行い、試合開始となった。

 1コートで行われた今大会、厳粛な空気と緊張感が漂い、全出場選手とその父兄たちが見守る中で型試合は行われた。

 低学年は拳道型2段、高学年は3段を演武したが、しっかりと稽古を積んできた選手達の団体型は、観客達の目を見張らせるものがあった。

 昼休みを挟み組手競技が行われたが、型試合での静かな会場内とは打って変わって、大声援が響き渡る盛り上がりとなった。

 そんな中、低学年組手の部を制したのは、吉村正太郎選手、金慶祐選手、金尚俊選手の3名で出場した、中西クラブ唯一の出場チームだった。

 所属人数が多い道場、クラブが有利な団体戦において、その常識を気持ちと技術でひっくり返す、そんな結果となった。

 高学年では、京都支部合同チームとして出場した、安英林選手,柳昌亨選手,李瑛基選手3名のAチーム、中江颯汰選手,河内大也選手,李仁炯選手3名のBチーム、計2チームがどちらも決勝戦進出、その技術の高さを存分に見せつけた。

 そしてこの決勝戦、1勝1敗1分で引き分けとなった後、6年生代表同士の大将戦となった。同じクラブで学ぶ6年生代表の李瑛基選手と李仁炯選手の一戦は再延長までもつれ込んだ末、李瑛基選手がわずか1ポイント差で勝利するという、稀に見る名勝負となった。

 来年で第10回目のジュニア大会を迎える事となる西日本地区。

 その前哨戦となりうる今大会は、各地域でさらに切磋琢磨された拳道技術を見せつけるに事足りる、素晴らしい大会となったのではないだろうか。