拳道会演武団、中国福建省にて演武披露!

 

 去る2月25日〜3月1日にかけて、拳道会演武団が、中国福建省泉州市を訪問。現地泉州支部道場生らと共に4度に亘る演武を披露した。

 拳道会の海外演武は1996年3月のサイパン演武以来、実に14年ぶり。特に今回は現地に拳道会支部があるということもあり、今後の泉州支部の発展に益することを願ってやまない。

 昨年末、泉州市人民政府、台湾民主自治同盟中央委員会、中国閩台縁博物館、台湾成功大学、中華閩南文化研究会が共催した「第1回海峡両岸閩南文化祭」(閩南とは福建省をはじめとした南中国という意味)の主力行事の一つである「国際南小林武術招待競争」(主催:泉州市人民政府)にて招待演武の依頼が拳道会に寄せられた。

 本年1月14日、拳道会本部でこれに正式な演武団を編成し中国に派遣することが決定した。

 日本から派遣される演武団は、金山勝英顧問(空手道拳道会相談役)、浦山浩明団長(松戸支部支部長)、黒崎汐(本部師範代)、韓仲健(松戸支部指導員)、筑波孝樹(松戸支部)、角田昭葉(松戸支部)の6名。

2月25日、アモイ空港で呂少哲支部長の熱烈な歓迎を受け、宿泊所となる泉州市の華僑ホテルへと向かう。ホテルでは泉州市元副市長・国際南少林五祖拳連友誼総会主席の周焜民氏の歓待を受け、3月1日までの4泊5日の内に4回の演武と1度の公式行事参加、2度の公式パーティー、そして金山相談役が催した2度の返礼宴という演武団の活動が開始された。

宿舎、華僑ホテル

到着後周氏の歓待を受ける。右から4番目周氏、3番目が呂支部長

泉州市人民政府の歓迎宴

招待競争開幕式前の整列

 

△演武

 この間4度の演武を行なった。

 2月26日、「国際南小林武術招待競争」開幕式2回の演武を行った。

 同招待競争には世界14の国と地域の招聘団体(拳道会を含むと15の国と地域)、中国国内26の代表チームが参加し総勢383名が参加した。

 開幕式には、主催者をはじめとした各国代表、近隣住民など3000余名の観客が見守る中行なわれた。

 まず入場デモンストレーションにて黒崎、韓、角田、筑波と呂少哲支部長ほか泉州支部道場生5名が参加し、突きと前蹴りを披露した。

 それに続き各国代表の演武。「日本・東京・空手道拳道会」と紹介されて行なった集団演武。

 浦山浩明師範の司会のもと、デモンストレーションで演武をした10名が、その場の基本、移動動作と波線連続移動動作2の演武を行い大きな喝采を浴びた。

演武を終え、泉州支部道場生と金山相談役

開幕式演武終了後の集合写真

 2月27日午後、招待競技終了後に型、対人、試割りと総合的な演武を披露した。

 演武の準備を完了し、静寂とした体育館の中で型の演武。黒崎の「青龍」、少し間を置き角田の「玄武」が始まる。中国南部の拳法から大きな影響を受けた空手、しかし南少林五祖拳の表演以上の裂帛の気合が体育館に鳴り響く。続いては浦山浩明師範の対人演武(相手役:筑波孝樹)。厳しい反攻撃などを含む迫真の演武に会場内の視線が一気に集中し試割りの演武に移って行った。呂少哲支部長の手技3方割り、黒崎の足技3方割りに続き、角田・筑波の瓦割りが一度の失敗もなく行なわれ、最後は韓のブロック割り。現地では見慣れない日本の分厚いブロックに驚きを隠さない観客が見守る中、回し蹴りそして鉄槌で3枚のブロックを粉砕して見せた。演武終了後、浦山師範は地元のインタビュアーに囲まれ、宿舎へと送迎するバスが「拳道会待ち」になるほどの大きな反響を呼んだ。

各国から集まった選手達が競技を行った。

長い「出演待ち」で休憩中の韓、筑波

第1回海峡両岸閩南文化祭開幕式会場

 最後の演武は2月28日、同招待競争参加の全選手、役員、観光客が見守る中行なわれた、泉州少林寺の境内で行なわれた、泉州少林寺武術交歓会である。当初の予定には無かった演武ではあるが、司会者の「この次は日本、準備してください(当然中国語)。」のアナウンスに応じ、黒崎が石畳の境内で拳道型五段を披露した(突然なので当然私服で)。

泉州少林寺での武術交歓会には沢山の僧侶も参加した。

国際南少林五祖拳主催の歓送宴にて周氏と乾杯を交わす金山相談役

 

※演武写真などは後日写真館にアップします。